2人に1人が 年内入試 で入学・・・様変わりする大学受験

年内入試 を実施する大学が増えている。

AO入試や推薦入試に代わって、2021年度から実施されている総合型選抜と学校推薦型選抜。これらの入試は9月から12月にかけて実施されることから、年内入試と呼ばれている。

この記事では、年内入試やそのメリットについて、受験生の声を参考に解説します。

年内入試 は「総合型」と「学校推薦型」の2つ

AO入試を引き継ぐ「総合型」は9月に出願が始まる。選考に高校3年間の成績、出願書類、面接・ディスカッション、資格・検定試験の成績、小論文を取り入れる大学が多い。学びに対する意欲や人間性などが総合的に評価され、これまでの活動、大学でやりたいこと、卒業後の進路などストーリーを明確にする必要がある。

一方、「学校推薦型」は10月に出願が始まる。選考は高校3年間の成績や、面接・ディスカッションが重視される。大学が定めた高校の生徒のみ出願できる指定校制と、大学が示した条件を満たせば誰でも出願できる公募制の2種類があり、合格したら入学を約束する専願制の大学が多い。

総合型との大きな違いは、学校長の推薦が必要となる点だ。

2人に1人が 年内入試 で入学

文科省の調査によると、年内入試(2023年)を利用した大学入学者は総合型が14.9%、学校推薦型が36.5%、計 51.4%と、一般選抜を上回っている。

そう、2人に一人が年内入試で大学に入学していることが分かる。

2023年

2022年

参照: 大学入学者選抜の実態の把握及び分析等に関する調査研究

年内入試 のメリット5つ

年内入試 を利用した受験生にその理由を聞いた。

受験のチャンスが増える

総合型、学校推薦型、一般とフル活用することで受験のチャンスが増え、合格の可能性が高くなるから。

学力だけじゃない評価で、視野が広がる

高校3年間で取り組んだ活動を高く評価してもらえるため、学力以外のことにも視野を広げることができる。また、年内入試は自己アピール力が問われるため、就職するときに役立つスキルを手にすることができる。

早くから入学準備ができる

学生寮の申込、物件探し、ひとり暮らしの準備、プレイスメント・テスト対策、奨学金のエントリーなど、たっぷり時間をかけて行うことができる。

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