英検2級の合格点は「一次試験が1520点、二次試験が460点、合計1980点」です

英検2級の合格点は、一次試験が1520点、二次試験が460点、合計1980点です。ただし、この点数は英検CSEスコアと言って、受験者が正答数から割り出すことができません。

(♪詳しくは、後の「英検CSEスコアは自分で算出できない」で説明するので、今はスルーしてください)

わが子が英検2級に合格できるかどうか1日でも早く知りたい!そう思ってるママ・パパのために、ギリギリ合格スコア換算表を公開します。これらを参考に、お子さまの合格を手に入れてください。

2024年度以降の最新スコアを、どんどん公開します。

小中高生の英検対策、受験対策、留学準備を行う英語塾ABCは、語い+4技能を統合的に鍛える音読中心のトレーニングを、英検1級以上の英語力と高い教養を持つ阪大・京大・神大在籍の留学生が、まるでオカンのようにサポートします。目からウロコ!もっと早く知りたかった!と親子が思わずスキップしたくなるABCの無料体験レッスンをぜひお試しください!

英語経験ゼロの小学生が
\1年半で英検2級合格!/

英検2級の合格点は?

英検2級の合格点は、一次試験が1520点(1950点満点)、二次試験が460点(650点満点)、合計1980点(2600点満点)です。

一次試験

合格点:

(1950点満点)

測定技能:

Reading

Listening

Writing

各技能の満点スコア: 650点

二次試験

合格点:

(650点満点)

測定技能:

Speaking

各技能の満点スコア: 650点

この「1520」「460」「1980」などの数値は英検CSEスコアと言って、英検公式サイトは各級の合格点をこのCSEスコアで表示します。

さらに、近年の大学入試要項にはこのCSEスコアが多く用いられています。例えば、青山学院大学 国際政治経済学部の一般選抜(B方式)では、加点数を示す表に「英検CSEスコア1950〜2299点で5点の加点」「2300〜2599点で10点」「2600〜3299点で15点」と記載されています。

同大学 総合文化政策部の一般選抜(A方式)では、出願資格に「英検CSEスコア2100点以上」と記載されています。(参照:2025年度青山学院大学 入学者選抜案内)

次の章では、英検CSEスコアについて説明します。

(表1) は、英検全級の一次・二次試験の合格点です。ステップアップの参考にしてください。

(表1) 英検全級の合格点

英検CSEスコア

一次試験
(満点)
二次試験
(満点)
1級2028点
(2550)
602点
(850)
準1級1792点
(2250)
512点
(750)
2級1520
(1950)
460
(650)
準2級
プラス
1402点
(1875)
427点
(625)
準2級1322点
(1800)
406点
(600)
3級1103点
(1650)
353点
(550)
4級622点
(1000)
5級419点
(850)
参照:英検公式サイト「各級の合格基準スコア」

英検2級合格の流れ

英検には「従来型の英検」と「英検S-CBT」の2つの試験方式があります。

  • 従来型の英検: 年に3回実施され、一次試験と二次試験を2回に分けて受験します。英検5級から英検1級までのすべての級で実施されています。
  • 英検S-CBT: 毎週土日に実施され、一次試験と二次試験を1日で受験できるコンピュータテストです。英検3級、準2級、2級、準1級のみ実施されています。

どちらも難易度、問題内容、資格効力は同じで、中学、高校、大学入試などで利用できますが、合格の流れが少し異なるので説明します。

従来型の英検: 合格の流れ

従来型の英検は、一次試験を受験して合格すると、約1ヶ月後に二次試験を受験できます。一次試験が不合格だったら?二次試験は受験できません。

一次試験はリーディング、リスニング、ライティングの3技能を測定し、3技能の合計が1520点に到達すれば合格です。二次試験はスピーキングだけの1技能を測定し、460点に到達すれば合格です。

一次試験と二次試験の両方に合格すると、英検2級合格となります。

英検S-CBT: 合格の流れ

英検S-CBTは、一次試験と二次試験を1日で受験する方式なので、一次試験の合否に関わらず二次試験まで一気に受験します。

従来型の英検と同様に、一次試験は3技能の合計が1520点に到達すれば合格。二次試験はスピーキング1技能で460点に到達すれば合格です。

一次試験と二次試験の両方に合格すると英検2級合格となりますが、一次試験だけの合格や二次試験だけの合格では、英検2級合格とはなりません。

英検CSEスコアは自分で算出できない

英検CSEスコアは英検協会が独自の計算法で算出するため、何問正解で何点と言うような配点が決まっていません。

受験者が正答数から割り出すこともできないし、換算表もありません

どういうことかと言うと、英検公式サイトは試験の翌日に一次試験の解答を公開します。

みんな1日でも早く合否を知りたいから、すぐさま自己採点するんだけど、丸つけが終わって、○を数えて、リーディングで12問正解したとか、リスニングで22問正解したとか正答数が分かって、ハッと気づくんです。

あれ?CSEスコアで何点???

英検公式サイトは、英検2級一次試験の合格点をCSEスコアで1520点と言っているので、受験者は当然、自分がCSEスコアで何点かを知りたいです。

だけど、最初に言ったとおり配点が決まってない、正答数から割り出せない、換算表がないんです。

この問題が何点とか、何問正解で何点とか、何一つ分からないんです。

じゃあ、いつ、どうやって、CSEスコアが分かるのかと言うと、一次試験から約3週間後の合格発表日に分かります。

二次試験は、合格発表から2〜3週間後に実施されます。

多くの受験者は、1日でも早く二次試験の対策を始めたり、次回検定のための対策を始めたりと、次のステップに進むために試験日の翌日に自己採点して、3技能の合計が1520点に到達したか?を知りたいのに、合格発表日までCSEスコアが分からないって・・・

問題用紙を持ち帰ることを許してくれ、翌日には解答を公開してくれるなど、親身に寄り添ってくれたのに、CSEスコアは3週間後まで分かりませんよって、急に突き放すんです。

そこで、私たちの英語塾では子どもたちの過去の成績表を目安に、大体の合否を判定することにしたんです。

それが、この記事の始まりです。

(♪ここからは、記事の始まりについて話してるので、急いでる人はスキップしてください)

この記事を書く前は、子どもたちから収集した膨大な英検の成績表を、毎回、一枚ずつめくりめくりしながら、リーディングであと5問正解してたら合格だったねーとか、ライティングで普通に書けてたら合格だね!とか、子どもたち一人ひとりに伝えていました。

でもさすがに、英検が終わる度、子どもたち一人ひとりを相手に、膨大な成績表をめくりめくりするのは効率が悪いと言うことで、過去の成績表の中から、ギリギリ合格スコアだけを集めたギリギリ合格スコア集を手元資料として作りました。

すると、生徒さんのママ・パパたちが合否判定をしてもらいたいと、自己採点した結果を送ってくれるようになりました。

やはり、みんな知りたいんですよね。

それが分かったから、いつでも自由にギリギリ合格スコアが見れるようにと、WEBで公開することにしたんです。

当時、英検のスコア表を赤裸々にアップしているサイトがなかったので、社内ではネガティブな意見もありました。

でも、英検受験者はみんなギリギリ合格スコアを知りたいし、WEBに公開するとアタシの仕事効率も爆発的に上がるから、エイヤーっとアップしてしまいました。

結果は、予想を上回る反響があって、中高生やそのご両親、おじいちゃんやおばあちゃんまで、採点結果をSNSで送ってきて、合否判定をしてもらいたいと言う依頼が殺到したんですよ。

ざっくりだけど判定すると、「完全に不合格だと思ってたので、自信が出ました!」や「合格発表日まで希望が持てます!」などと言ってくれて、「ダメだと思ってたのに合格できました!」とか、「今回は不合格だったけど、またがんばります」とかそんな報告をくれる子もいました。

恐る恐る公開したギリギリ合格スコアが、多くの小中高生の勇気の素になっていたと分かって、この記事をエイヤーっと公開して本当に良かったと思っています。

(♪ここから、本題に戻ります)

まずは、英検2級にギリギリ合格したスコアだけを集めたギリギリ合格スコア集を参考に、合格・不合格を判定することができます。

不合格だった場合は、英検の成績表に表示されている各技能のCSEスコアと、各技能の正答数を使って換算表を作れば、あと何問正解すれば合格できたか?を分析することができます。

ただし、同じ正答数でも英検CSEスコアは試験ごとに変動すると言う、とっても厄介なクセを持っているので、換算表も確実ではないんですけどね。

例えば、2024年度 第1回検定ではリーディング12問正解は英検CSEスコアで476点でした。

ところが、次回の検定では同じリーディング12問正解でも英検CSEスコアが470点にも、480点にもなり得るんです。

さあ、いよいよ次の章で、目安となる過去のギリギリ合格スコア集を公開します。

これで、英検2級の合格ラインが見えてきますよ!

英検CSEスコアの算出方法について

各回の全答案採点後、統計的手法(Item Response Theory*)を用いてスコアを算出しているため、受験者の皆さまがご自身の正答数でスコアを算出することはできません

*Item Response Theoryとはテストにおける受験者の応答パターンを用いて、形式や難易度が異なるテストの結果を比較するための理論です。

引用元: 英検公式サイト「スコアの特徴 (2)」

英検2級の合格ライン:スコア実例で検証

<NEW!!>2024年度第1回検定のスコア表を公開中!

英検2級 合格の流れ」で説明したように、一次試験に合格しないと二次試験を受験できません。

一次試験に合格すれば、二次試験が不合格でも、次回検定で「一次試験免除」の特別措置があります。

英検2級合格には、兎にも角にも一次試験突破が最重要課題です。

どうやって一次試験に合格するか、どうやって3技能の合計を1520点にするか戦略を練ること、それが合格のカギを握るんです。

だから、ギリギリ合格スコアの実例を参考に、目指しやすいスコア配分を見つけてください。

英検2級ギリギリ合格スコア

きっと勇気が湧く!ギリギリ合格スコアを発表しまーす!

2024年度 第1回検定のギリギリ合格は、各技能の正答数が リーディング【12】、リスニング【19】、ライティング【21でした。

3技能の合計1520点に到達すれば一次試験は合格なので、ギリギリ合格の事例は他にも色々と考えられます。

上の例ではリーディングが低得点、リスニングとライティングが中得点で合格したケースですが、リーディングとライティングが中得点、リスニングが低得点で合格するケースもあるわけです。

高校受験や大学受験などで英検2級合格の期限が迫ってる子は、4技能を全部対策するには時間が足りないはず。

そんな時は、狙いやすいスコア配分をギリギリ合格「case」から探して、効率的な対策を行ってください。

ギリギリ合格「case」INDEX

正答数が同じでも試験ごとに英検CSEスコアは変わります。

例えば、2024年度第1回検定ではリーディング【12】、リスニング【19】、ライティング【21】問正解で英検CSEスコアの合計が【1527】点だったので合格でした。

でも、第2回検定では英検CSEスコアの合計が【1510】点で不合格になる可能性もあるんです。

だから、ギリギリ合格ではなく、ギリギリ合格+5問以上の正解を目標にしてください!

Reading /Listening /Writing

注 意

英検2級ギリギリ不合格スコア

2024年度 第1回検定では、各技能の正答数がリーディング【18】、リスニング【10】、ライティング【18】で英検2級一次試験に不合格でした。

結果に「もし」はないけど、今後の目安に敢えて言うと、リスニングの正答数が【19】だったら、英検CSEスコアの合計が【1521】でギリギリ合格でした・・・

ギリギリ不合格 INDEX

Reading /Listening /Writing

バランス悪くても合格は合格!

くり返しになりますが、一次試験はリーディング、リスニング、ライティングの3技能を測定しますが、技能ごとの合格点は決まっていません

3技能を合計して1520点に到達すると、英検2級一次試験に合格できます。

だから、ギリギリ合格「case3」のようなバランスタイプも合格だし、「case1」のような得意技能で苦手技能をカバーするのも合格です。

英検公式サイトに、「合格するためには、技能のバランスが重要」や「2級以下は各技能6割程度の正答率の受験者の多くが合格されています」と書かれています。

でも、ギリギリ合格「case1」の正答率はリーディング【39】%、リスニング【63】%、ライティング【66】%と、リーディングの正答率は6割を大きく下回っています。

にも関わらず、英検2級に合格できました。

この事実は、リーディングが苦手な小・中・高生を持つ親を、力強く励ましてくれます。

一昔前までは、リスニングの1技能で高得点を取って合格できても、素直に喜べないような風潮があったんですよ。3技能バランスよく得点することが好まれたんです。

だけど、高校や大学入試で英検利用が高まっている現代において、バランス良かろうが、アンバランスだろうが、合格は合格です!

3技能のうち得意な技能をさらに得意にして、1日でも早い合格を手にいれたいですよね。

リーディング12問正解は狙いやすい!

高校卒業程度と言われる英検2級の合格は、小・中・高生にとって難しいチャレンジのように思えますが、英検2級ギリギリ合格「case1」でも合格できるって知った今、希望の光が見えたはずです。

何と言っても、「case1」はリーディング12問正解で合格しているからね。

だけど、リーディング12問正解と聞いて、それでもわが子にはムリ〜って思ったパパ・ママもいるでしょう。

そんなパパ・ママに、もう一つ希望の光を灯しますよ。

さあ、この表を見てくださーい。

大問1でたった6問しか正解していません。

大問2と大問3も半分しか得点できていないんですよ。

それでも、リーディングの正答数の合計が12になるじゃありませんか!

英検2級合格が難しいと思い込んでる子どもたちに、リーディングの大問1で得点できないと落ち込んでる子どもたちに、ぜひこの事実を伝えてあげてください。

それから、英検は試験ごとにCSEスコアが変動しますが、セクションごとの配点は固定されています。

同じ2024年度 第1回検定において、リーディングとリスニングはどの問題を正解しても、間違っても、合計で12問正解していれば、CSEスコアは476点です。

実際には起きにくいことですが、大問1で12問正解して、大問2と大問3が0問正解でも、CSEスコアは476点です。

英検2級 CSEスコア換算表

さて、英検2級の合格の仕組みが分かったら、すぐに目標のスコア配分を決めてください。

そこで役立つのが、ジャジャーン!英検CSEスコア換算表(技能別)です。

英検2級を受験した英語塾ABCの子どもたちが見せてくれた、その成績表をかき集めて作成しました。

問題リニューアル後の2024年度 第1回検定のデータしかない上にサンプル数も少なく、とっても恐縮ですが(笑)、参考まで〜

ちなみに、私のオススメのスコア配分は英検2級ギリギリ合格「case1」です。

これは、本当に狙いやすいし、子どもたちもこのスコアを見るとモチベーションを上げてくれます。

(従来型)英検:2024年度 第1回検定

リーディング

正答数CSEスコア
20525
18512
12476
7452

リスニング

正答数CSEスコア
21545
19530
16508
10465
7446

ライティング

正答数CSEスコア
23551
21521
18479
17464

英検S-CBT:2024年度 第1回検定

  • 6月16日実施分

リーディング

正答数CSEスコア
11469

リスニング

正答数CSEスコア
16480

ライティング

正答数CSEスコア
19506

同じ正答数でも英検CSEスコアが違う例

私たちの英語塾では、英検2級ギリギリ合格者の正答数+5超を目標に対策することをオススメしています。

なぜなら、同じ正答数でも英検CSEスコアが変わってしまうからです。

どのくらい変わるのかいくつかリストアップしたので参考にしてください。

  • リスニング16問正解
    • 従来型 英検(2024年度第1回):508
    • 英検S-CBT(6月16日実施分):480
  • リスニング21問正解
    • 従来型 英検(2024年度第1回):545
    • 英検S-CBT(8月**日実施分):528
  • ライティング21点
    • 従来型 英検(2024年度第1回):521
    • 英検S-CBT(8月**日実施分):525

英検2級の英検CSEスコア換算表はここがオススメ!

英語フル「英検CSEスコア換算表」は、2024年第1回検定のデータが揃っていてスゴイです!

ライティングの採点はAIにおまかせ!

リーディングとリスニングは、英検の問題用紙に自分の解答をチェックしておけば、一次試験の翌日に公開される解答を見ながら自己採点ができます。

しかし!ライティングは自己採点が難しいですよね。

せっかく解答をメモしても、どうやって採点すればいいのか・・・

そんな時は迷わず、「ChatGPT」「Gemini」「Copilot」などの生成AIを使って採点することをオススメします。

そもそも、英検協会も2019年度 第1回検定からAIを使った自動採点を導入しています。

ライティングでハイスコアを目指すためにも、AIの採点傾向を知っておくことは重要なので、積極的にAIを活用してください。

現在、AIを使った採点方法についての記事を作成中です。公開したら、ここにリンクを貼るので完成を楽しみに待っててね〜

英検、AIによる自動採点を導入

2018年10月18日ー2019年度から従来型の実用英語技能検定(以下、「英検」)、ならびに英検CBTにおきまして、通常採点に加え、自動採点を並行的に導入していく予定であることをご報告いたします。

*通常採点とは、AIによる自動採点に対して、人の手を介した採点のこと

引用元: Digital PR Platform「AIによる自動採点実証研究で有意な成果 ―2019年度から英検に順次本格導入予定―

英検、一部の評価・採点業務でAI活用決定

2023年10月3日ー2023 年度第 2 回検定から、一部の評価・採点業務で AI を活用していくことを決定しました。

引用元: 英検公式サイト「一部の評価・採点業務にAI活用実施のお知らせ」

合格に必要な2つの重要戦略

英検2級に合格するためには戦略が必要です。インターナショナルスクールに通ってる子や帰国生がノー勉で受験して、一発合格できなかったと言う話は、よく聞きます。

それもそのはず、英検には英検特有のクセがあるからです。小中高生が英検2級を受験するなら、英検のクセを知り、戦略を練って対策すること、これが英検合格の近道です。

子どもたちの英検対策に携わって10年超の経験から、英検のクセを利用した重要戦略をド・ドーンと公開します。これを参考に、ぜひ英検2級合格を手に入れてください!

① 得点配分

一次試験は、リーディングの合格点が何点のように、技能ごとの合格点が定められていません。例えリーディングで320点のロースコアだったとしても、他の2技能で1200点になるよう得点できれば合格です。

つまり、多くの小・中・高生がリーディング問題で苦戦する英検2級は、リスニングとライティングの得点配分をしっかり練った上で、対策することが重要です。

② 学習法

英検公式サイトが英検2級のレベルを「高校卒業程度」と言うように、小・中・高生にとって英検2級合格は容易ではありません。特に、第一関門である一次試験「リーディング、リスニング、ライティング」は、二次試験に比べるとマジで難しいです。

こう言うと二次試験がラクショー、のように聞こえますがそれは間違いです。英検2級は一次試験も二次試験も、準2級とは比べものにならないくらい難しいです。そもそも、2級と準2級の間には高いカベがあって、そのギャップを埋めるため2025年度 検定から準2級プラスと言う新しい級が導入されるほどです。

ただ、正しい学習法で一次試験の対策ができていれば、二次試験対策の基本となる単語や文法、構文の使い方、そして相手が話す内容を瞬時に理解することは、ほぼできます。

つまり、一次試験で求められる知識やスキルを二次試験で活用できるようインプットすれば、一次試験終了後から二次試験が実施されるまでの約1ヶ月半で、自分の意見を論理的にまとめ、アウトプットする練習を徹底的に重ねるだけなので、ずいぶんラクに感じるし、効率的なんです。

二次試験に活用できるように一次試験の対策をすること、つまり正しい学習法で英検対策することが重要なんです。(♪最後の章「英検2級合格の必勝勉強法」で、学習法について説明しています)

② 時間配分

三つ目は、時間配分です。

次のやることリストは、私たちが10年以上にわたり、子どもたちの英検対策をサポートしてたどり着いた、効率の良い英検2級合格を手に入れるための手順です。

子どもたちのモチベーションを低下させないよう(笑)、効率的にゴールを目指してくださいね。

英検2級合格のためにやることリスト

  1. 英検2級の合格点を知る
  2. 過去問題を解く
    • 得意・不得意を知る
    • 伸び代を見積もる
  3. 得点配分を決める
  4. 時間配分を決める
  5. 英検対策ツールを揃える
  6. 正しい学習法で英検対策スタート!

6番目の「正しい学習法で英検対策スタート!」の後は、定期的に2の過去問題を解いて、3、4番を調整してください。

一次試験免除システム

英検2級一次試験には免除資格と言う便利なシステムがあります。一次試験は合格したけど、二次試験が不合格となった場合、次回の英検申込み時に一次試験免除申請をすると、二次試験から受けることができるんです。

その逆、一次試験が不合格で、二次試験は合格と言う場合、残念なことに二次試験免除はありません・・・

だけど、一次試験だけでも免除システムがあると、随分と心の負担は軽くなります。やっとの思いで一次試験に合格したのに、二次試験で不合格となった場合、もし免除システムがなければ、もう一度あの一次試験を受験しないといけないって、子どもたちにとっては中々のプレッシャーとストレスなんです。

英検2級合格の必勝勉強法

英検2級合格には、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能+文法・語いをバランスよく対策することが求められます。

しかし、キミたちの多くが文法・語いばかりに学習時間を割き、4技能のトレーニングをおろそかにします。

文法・語いは、どれだけ時間を割いても完璧にはなりません。文法・語いを完璧にするよりも、ある程度の文法・語いで対応できる力をつけた方が確実です。

ある程度の文法・語いで英検2級に対応する力を身につけるには、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能を統合的に鍛える「音読学習」がオススメです。

音読学習とは?

「音読学習」は、音を聞いて文字を見ながら声に出して読む学習法です。

英語のプロも取り入れるほど効果のある音読は、とてもシンプルな学習法なので、英語初心者も安心して取り組むことができます。

音読のメリット①

音読の最大のメリットは、小中高生の最大の悩みである文法・語いの学習法を大きく変えてくれます。

何回もくり返し音読することで、覚えようとがんばらなくても脳が勝手に覚えてくれるから、キョーレツに文法を勉強したり、単語の意味を日本語で暗記したり、しなくていいんです。

例えば、英語塾ABCで実際に行っている通称「出る順の音読*」は、英検2級用の単語本を使って、英単語とその用例文を5〜6回くり返して音読します。

文章で音読するため、単語の意味を文章と一体で理解することができます。

また、覚えようとしてるわけでもないのに、自然と文章をまるごと覚えてしまうので、文法や構文と言った使い方まで身につくのも音読の効果です。

暗記が苦手な子や、文法がキライな子も取り組みやすい学習法です。

音読のメリット②

音読2つ目のメリットは、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能を一気に鍛えてくれ、勉強時間の効率化が望めます。

英語塾ABCでは、英検2級レベルの英語本を使って、音声を聞きながら4〜6回くり返して音読します。

普段から、まとまった量の英語をくり返し聞き、読むことに慣れておくと、英検2級の長文やリスニングも十分に対応できます。

また回数を重ねるごとに、英語を日本語に訳さなくても理解できるようになります。

これは、帰国子女など特別な誰かができる特殊能力ではありません。日本人の両親から生まれた、日本で育った純粋な日本人でも、この学習を重ねることで自然にできるようになります。

さらにスゴイのは、音読でライティングとスピーキングの基礎まで作っていることです。

音読することで、英語の正しい語順や構文が、耳に「音」として、目に「映像」として、口の「筋肉」に、色々な形で残っています。

これを状況に合わせてアウトプットすれば書くことも、話すこともできます。

音読だけで一気に4技能を鍛えることができるので、習い事で忙しい子も、期限が迫ってる子もチャレンジしてみる価値アリです。

音読のデメリット

さすがに、音読も良いことばかりではないです(笑)

音読で英検2級合格を手に入れるには、その「量」と「質」がカギになります。

音読の量と質が充分であれば、短期間で英検2級に合格できるし、音読の量と質が不足していれば、英検2級合格に時間がかかります。

例えば、単語本を1ページさらっと1回音読しただけで英検2級に合格できるなんて、そんな虫のいい話はありません。

英語塾ABCでは、子どもたちに1日30分程度の音読を毎日と長期休暇などを利用して1日1時間程度の音読を毎日行うことを宿題にしています。

この宿題をきっちりできた子が過去に数名だけいます(笑)。

中でも、英語経験ゼロだった子が2名いるんですが、そのどちらも小学生で、たった1年半で英検2級に合格しました。

英検5級から順番に、3ヶ月ごとに受験して1年半で英検2級に合格したんです。音読には、想像を超える効果があるんですよ。

では、宿題をしない子がどうなるかと言うと・・・これまた音読がすごいのは、宿題をしなくても、時間はかかるけど、英検2級にちゃんと合格できるんです。

個人差はあるものの、1年〜1年半で合格できています。

すぐにでも始めてほしい音読ですが、もう一つデメリットがあります。それは、シンプルなゆえに単調で、一人でやると行き詰まるんです・・・

もし、一人での学習に限界を感じたら、英語塾など自分と同じ年代、同じレベルの仲間たちと一緒に音読ができる場所を探してね!

英語塾ABCでは、ある程度の文法・語い力でも英検2級に合格できる英語スキルを音読を中心とした学習法でトレーニングしています。

文法の勉強や単語の暗記がツライと思ったら、英語塾ABCの音読トレーニングをオススメします!無料体験レッスンも実施しているので、気になったらぜひお申し込みください。

\英語経験ゼロの小学生が1年半で英検2級合格/

英検2級に合格する音読勉強法

文法・語いに自信がなくても、英語がキライで苦手でも、それでも諦めずに英検2級合格を目指してほしい。そこで試してほしい3つの音読勉強法を紹介します。

英検2級単語本を使った勉強法

オススメ教材

出る順で最短合格! 英検®2級単熟語EX 第2版

オススメ勉強法

音源を聞きながら、用例を声に出して音読します。

効果

単語帳を何度もくり返し音読すると、次のようなことができるようになります。

  • 英検2級レベルの英語をスラスラ読み、英語のまま理解できる
  • 英検2級レベルの英語を、英検2級レベルのスピードで聞ける、英語のまま理解できる
  • 英検2級レベルの語い・文法を使って、英文要約や英作文を書くことができる
  • 英検2級レベルの語い・文法を使って、質問に答えたり、自分の意見を話すことができる
勉強法
1

英語本を使った勉強法

オススメ教材

1「Charlie and the Chocolate Factory
2「Wonder

オススメ勉強法

音源を聞きながら英語本を声に出して音読します。

効果

英語本を何度もくり返し音読すると、次のようなことができるようになります。

  • 英検2級レベルのまとまった量の英語を、素早く読み切る、英語のまま理解できる
  • 英検2級レベルのスピード、まとまった量の英語を聞き切る、英語のまま理解できる
  • 要約が英語で書けるようになる
勉強法
2

英検2級過去問題

オススメ教材

1「英検2級過去問題(3回分)
2「英検2級過去問題(6回分)

オススメ勉強法と効果

  • 現在の英語力を知るために・・・実際の試験と同じように、時間を測りながら英検2級の過去問を解きます。自分の英語レベルを知ることで、合格までの距離を測ることができ、計画が立てやすくなります。
  • 問題傾向に慣れるために・・・問題を何度もくり返し音読します。英検2級の英語に慣れることができ、答えを探しやすくなります。
  • 時間配分を徹底するために・・・英検2級合格に大きく影響する時間配分。時間配分を間違うと合格できるものが、合格できなくります。そこで、下表の目安時間を参考に、各設問を解けるよう練習してください。
勉強法
3

英検2級<一次試験>の時間配分

英検2級一次試験は筆記試験85分とリスニング約25分です。筆記試験はリーディングとライティング合わせて85分です。下表を時間配分の参考にしてください。また、リスニングは放送に合わせて問題を解いていくため、時間配分は必要ありません。

出題形式問題数目安時間
大問1短文・語句空所補充17問12分
大問2[A]長文・語句空所補充3問5分
[B]長文・語句空所補充3問6分
大問3[A]長文・内容一致(E-mail)3問7分
[B]長文・内容一致5問10分
ライティング英文要約(45-55語)1題20分
英作文(80-100語)1題25分
英検2級一次試験(筆記)85分

英語塾 ABCの学習法で受験・英検・留学・仕事でも困らない一生モノの英語を身につけた子どもたちの記事を公開中です。

ぜひご覧ください。

英検2級
英語経験ゼロ・小学生がたった1年半で英検2級合格!

英語経験ゼロの小学生が、1年半で英検2級一次試験に合格しました(2024.02.05)

記事を読む
英検2級
英語経験ゼロ・小学生がたった1年半で英検2級合格!

英語経験ゼロの小学生が、1年半で英検2級一次試験に合格しました(2024.02.05)

記事を読む

小学生が英検2級・準1級に合格する!ABCの体験レッスンへ