大阪府公立高校入試ー英語ギライが合格できる 英検2級 は受験の最強ツール! 池田、春日丘、泉陽等 普通科7校で英語C採用

大阪府公立高校入試 文理学科ではついに 英検2級 が合格の最低条件となってしまった。

英検2級 は英語C問題よりも簡単で、早期に取得することで時間的、精神的余裕を生み出すため、文理学科を受験する二人に一人が英検を取得すると言う事態が起きているのだ。

しかし、文理学科と並び英語Cを採用している高校が実は普通科にも7校ある。

この記事では、池田高校、春日丘高校、泉陽高校のように英語Cを採用する 普通科 7校に焦点を当てる。

普通科7校で英語C採用

大阪府公立高校の入試問題は、難易度別にA(基礎的問題)、B(標準的問題)、C(発展的問題)の３種類がある。

さあて、大騒ぎになっている英語C問題。

文理学科を志望する受験生の間では、超難問の英語Cに真正面からぶつかっていくよりも、 英検2級 や英検準1級を取得し、当日テストで80%または満点を勝ち取る方がはるかに楽だと、二人に一人が英検を取得する事態が起きている。

しかし、渦中にある英語Cを採用しているのは文理学科だけじゃあない。

2023年3月の一般入学者選抜で英語C問題を採用したのは全19校。文理学科10校、普通科7校、国際文化科を有する2校が英語Cを採用している。

文理学科を除く英語C採用校 9校をリストにまとめた。

高校	学科
池田	普通科
春日丘	普通科
八尾	普通科
富田林	普通科
泉揚	普通科
和泉	普通科、グローバル科
鳳	普通科
住吉	総合科学科、国際文化科
千里	総合科学科、国際文化科

清水谷高校と大阪ビジネスフロンティア高校は、2022年に英語Cを採用していたが、2023年は英語Bに変更していた。

その他の高校については、2022年からの英語問題における変更はなかった。

何割が英検を利用した?

次に、英語C採用校では受験者の何割が英検等の外部検定を利用しているのか?

文理学科10校では 5割超が 英検2級 以上を利用したことはすでにニュースになっているが、普通科である池田、春日丘、八尾、富田林、泉陽、和泉、鳳は?

総合科学科、国際文化科を有する住吉や千里は?

何割が英検を取得しているのか気になるでしょ。

文理学科と並び、英語Cを採用している9校のデータをまとめたので、ここに公開する。

高校	学科	2022	2021
池田	普通科	0% 15%	0% 9%
春日丘	普通科	0% 33%	0% 20%
八尾	普通科	0% 4%	0% 2%
富田林	普通科	0% 3%	0% 4%
泉揚	普通科	0% 16%	0% 8%
和泉	普通科	0% 1%	0% 0%
〃	グローバル科	0% 5%	0% 8%
鳳	普通科	0% 4%	0% 2%
住吉	総合科学科	0% 5%	0% 3%
〃	国際文化科	0% 21%	0% 20%
千里	総合科学科	0% 12%	0% 5%
〃	国際文化科	2% 39%	0% 28%

英検2級 利用率が最も高いのは千里高校（国際文化科）の39%、次いで春日丘高校の33%、そして住吉高校（国際文化科）の21%だ。

英検取得者が4割未満ということが何を意味するか、分かるかい?

そんなに少ないなら、わざわざ英検を取る必要なくね?

では、ない。

4割未満が持つ重要な意味を、次の章でとくと説明しよう。

英検取得率4割はムリを可能に

いいかい、志願者の英検取得率が40%とはどう意味か?

数学が苦手で、志望校を1ランク下げようかと悩んでる時、もし 英検2級 があれば?

英語で72点の得点保障が受けられる。英語で72点取れたら、数学の得点をカバーできないか?

志望校を変えることなくゴールを目指せるんじゃないのかい?

さらに言うと、志望校を1ランクアップさせてくれる可能性さえあるよね?

アタシたちの英語塾に天王寺高校を志望する受験生がいた。

英検2級取得にチャレンジしてる最中で、まだ取得に至っていなかった頃、学習塾から天王寺高校の受験はムリだから志望校を変えるように迫られていた。

しかし、 英検2級 を取得した瞬間、天王寺高校を受験することを許された、そうだ。

彼女は「英検2級がなかったら、天王寺高校を受験することすらできなかった」と言った。

そして試験日当日、理科で大失敗したけれども、英語で72点取れたことで無事に合格することができた、とさえ。

そう、当時 ー 2020年3月、天王寺高校では志願者の英検取得率は40%だった。

コレだよ。

英検取得率40%だからこそ、英語の72点が理科の失敗をカバーすることができる。

理科で失敗したとしても、合格を手にすることができるんだよ。

もし、英検取得率が50%だったら? 60%だったら?

少なくとも二人に一人が英語で72点取れるワケだから、他教科での失敗が不合格につながりやすくなるよね。

さて、英語Cを採用する普通科7校は、2022年3月の受験では英検取得率が志願者の13%(359人/2,714人)だった。

つまり、この7校を受験予定の中学生は、2020年の天王寺高校と同じ状況なワケ。

英検2級 が合格の最強の武器になる。

しかし、こんなことを言ってられるのも 後3〜4年内の話。

英検2級必須の波は、普通科にも必ず押し寄せてくる。

そうなると、現小学6年生が受験するころには、 英検2級 取得率が50%を超えているかもしれない。今の文理学科と同じ状況になる可能性があるんだよ。

現中学生は、3年生の受験ギリギリまでかかったとしても、 英検2級 を取得することをオススメする。それだけの価値は十分にある!

そして小学6年生、キミたちは1日でも早く 英検2級 を取得することを考えた方がいい。

中学3年生で英検2級に合格してる場合じゃない。中2の早い時期に英検2級に合格し、残りの時間は苦手教科の勉強に専念することで総合得点を1点でも増やすこと。

もしくは、英検準1級にチャレンジするのもいい。

英検準1級と言えば、大学入学共通テストで90点代を取れる英語力だ。バイリンガルの証とも言える。

それだけの力を早期に獲得することができれば高校生活はバラ色じゃないか?

だって英語に多くの時間を費やす必要がないから。他教科に時間を使えるから。これほど受験に有利な話があるかい?

実は、アタシたちの英語塾では高校1年生か2年生までに、英検準1級相当の英語力を身につけることを目標にトレーニングを行っている。

英検2級に合格し、準1級を目指し始めるころ、子どもたちは留学や英語を使った仕事に就くことを夢見るようになる。

英検2級に合格することで、英語に対する大きな自信が芽生え、英語を武器にした人生設計をうっすら考え始めるのだ。

英検準1級を目指すことは、もちろん受験に有利だと言うこともあるけど、キミたちの将来の夢がぐんっと広がることを意味するんだよ。

だからアタシは、キミたちにできるだけ早く、英検準1級に合格することを強くオススメしたい。

話が少しそれたので、元に戻そう...。

現小学生が受験するころ、二人に一人が英検2級を取得するようになる可能性が大きい。

そうなると、志望校合格のために 英検2級 が必須となる。英検2級がなければ、マイナススタートになる。

だから、今のうちに計画的な英検受験をスタートさせておこう。そうすれば、ラクに受験を勝ち抜けることができるよっていうお話。

英語苦手でも 英検2級 に合格できる!

さて、 英検2級 が大阪府公立高校入試にかなりお得だと知りつつも、英語の成績が悪いからとか、英語が苦手だからと言って英検を受験しない人、いるよね?

この考え方は、間違いだよー。

学校英語が苦手でも、 英検2級 には合格できるから!

英語が苦手な理由は、大きく三つあるよね。

単語が覚えられないか、文法が分からないか、リスニングができないか。

でもね、 英検2級 はこの三大イヤイヤのうち二つ、単語暗記と文法ができないままでも、合格できるのよ。

これはずっと昔から密かにささやかれてきたことで、アタシたちの英語塾に来てくれてる子たちは皆、単語を暗記したり、文法を勉強したりしない。

それでも 英検2級 や準1級に合格してる。小学生でさえもね。

いいかい、英検合格に単語暗記と文法は必要ないんだよ。

むしろ、英検2級合格のためには、これまでの英語の常識から解放され、真逆のことをすればいいんだ。

だから、たとえ学校の英語で落第点だとしても 英検2級 には全く関係ないのさ♡

そう言うわけで、四の五の言ってないで、サッサとできるだけ早く、英検2級にチャレンジすることを全力でオススメする。

英検2級 合格のカギはライティング

英検2級 合格の最大のカギはライティングだ。

そう言うと、多くの英語ギライ中学生が、やっぱりオイラに英検はムリだーと言うんだけど、その考え方はやめてちょうだい。

これまで、英語ギライで英語が苦手な英検2級を目指す中学生をたくさん見てきたけど、彼らがライティングを苦手な理由のほとんどが、英語力とは関係ないことだから。

キミたちがやるべきことは、思い込みを捨てることなの。

正しい文法で書かないといけないとか、正しいスペルで書かないといけないとか、正しい情報を書かないといけないとか、って言う思い込み。

実は、思い込みを無くすことがライティングの8割を占めると言っていい。

単語の勉強とか、文法の勉強とか、型を覚えるとか、そんなことはライティングの2割にしかあたらないのよ。

信じられないかもしれないけど、思い込みから解放されれば、ライティング16点満点のうち12点は取れるのよ。

時間はかかるけど、この思い込みがなくなった時、確実にライティング力は上がる!

文法を覚えないと、単語を覚えないと、スペルを覚えないと、ライティングはできないなんて思い込みに縛られてると、一生、ライティングはできないの。

そういえば、ライティングで13点取れると、リーディングかリスニングの得点をかなり助けてくれるって知ってる?

簡単に言うと、ライティングで13点取れると、英検2級に合格しやすくなるのよ。

英検はライティングで高得点が取れると、リーディングとリスニングの得点をカバーできて、合格がラクになるって言うヒミツの法則がある。

だから、英検2級 合格のためにはライティング力を鍛えないといけないワケ。

ヒミツの法則について知りたい人は「英検2級 の合格点とは? 何問正解で合格? 6割で合格は本当か? その真実に迫る!」を読んでね。

2年後の英検利用率を大予想

アタシたちの英語塾の生徒さんから、自分達が実際に受験する年、英検取得率がどのくらいになっているか? と質問を受ける。

その度に、うんうんと唸りながら数字を弾くのも辛いので、アタシの完全なるプライベートメモをここに公開する。

当たるかもしれないし、外れるかもしれない（笑）

高校	学科	2025	2024	2023
池田	普通科	0% 58%	0% 40%	0% 26%
春日丘	普通科	0% 78%	0% 64%	0% 58%
八尾	普通科	0% 23%	0% 15%	0% 8%
富田林	普通科	0% 18%	0% 10%	0% 5%
泉揚	普通科	0% 58%	0% 38%	0% 23%
和泉	普通科	0% 10%	0% 5%	0% 3%
〃	グローバル科	0% 23%	0% 12%	0% 7%
鳳	普通科	0% 10%	0% 8%	0% 6%
住吉	総合科学科	0% 28%	0% 13%	0% 8%
〃	国際文化科	0% 35%	0% 28%	0% 25%
千里	総合科学科	0% 35%	0% 25%	0% 18%
〃	国際文化科	2% 75%	0% 63%	0% 58%