大阪府吹田市の関西大学初等部は、卒業までに英検4級の取得を目標とする明確な到達基準を掲げている点が特徴です。
そして、1年生からの英語授業、ICT活用、国際交流など、学びの環境は充実しています。一方で「進学に必要な英語力をどこまで家庭で補うべきか」を考えることも大切です。
この記事では、関大の英語教育、在校家庭の声、実際の事例や学年別の英検ロードマップについて整理します。
学校基本情報
- 所在地:大阪府高槻市
- 開設年:2010年
- 児童数:372名(男子153名、女子219名)※ 各学年2クラス
- 男女別:共学
- 進学:関西大学まで一貫進学可能
- 特色:探究学習と英語教育の融合、全学年に1人1台のiPadを活用
※ 出典:関西大学初等部(2025年5月1日現在)
英語教育の特徴
- 英検目標:6年生までに英検4級合格
- 1-2年生:毎朝のモジュール学習で、歌や絵本の読み聞かせを中心に英語に親しむ
- 3-4年生:読み書きが加わり、オンライン交流で「英語を使う体験」を広げる
- 5-6年生:プロジェクト型の授業やプレゼン活動を通じて、「話す・聞く・読む・書く」の4技能をバランスよく養成
- 指導教員:ネイティブスピーカーの教員と日本人教員のペア指導
- ICT活用:「ELSA Speak」導入で良質な英語のインプットと自発的なアウトプットが可能
- 国際交流等:3-4年生のオンライン交流、6年生の海外修学旅行、レシテーションコンテスト出場
在校家庭の声と気をつけたい“ギャップ”
- 安心感:「ICTや探究学習が組み込まれていて、子どもが英語を好きになった」
- 課題感:「英語力に差があり、家庭でのサポート体制によって一層広がる」
- 悩み:「内部進学できる安心感から、英検など資格への取り組みが後回しになりやすい」
教育の充実が魅力で、具体的にどこまで英語力が伸びるのかが見えにくく、不安を感じるご家庭も多いようです。
進路・進学状況と英語資格の位置づけ
関大初等部からは、中等部・高等部を経て関西大学へ進学できる強力な内部進学ルートがあります。
ただし、高校から大学への内部進学は、高等部3年間の成績(評定)および生活状況・出席状況、関西大学独自テスト(高3で2回)、英検CSEスコアの総合評価となります。
つまり、英検のスコアが内部進学のスムーズさを左右することになります。
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