
兵庫県宝塚市の小林聖心女子学院小学校は、2025年度から文科省の「英語教育課程特例校」に指定され、独自のカリキュラムが注目されています。
そして、1年生からの英語授業、少人数制、国際交流など、とても魅力的な英語教育を行なっています。一方で、大学進学を見据えると「家庭でどこまで補うか?」がリアルな課題となります。
この記事では、小林聖心の英語教育、在校家庭の声、実際の事例や学年別の英検ロードマップについて整理します。
学校基本情報
- 所在地:兵庫県宝塚市
- 開設年:1923年
- 児童数:304名 ※ 1学年2〜3クラス
- 男女別:女子校
- 進学:上智大学、東京理科大、ICU、関関同立などの指定校推薦枠
- 特色:2025年度から文部科学省「英語教育課程特例校」に指定
※ 出典:小林聖心女子学院小学校(2025年4月1日現在)
英語教育の特徴
- 特例校指定:2025年度より英語教育課程特例校に指定
- 1〜4年生:フォニックスや歌・チャンツを通じて「聞く・話す」に親しむ
- 5〜6年生:文法学習が始まり、「読む・書く」活動が増える
- 少人数授業:ネイティブ+日本人教員によるチームティーチング
- 国際交流等:英語発表会、短期プログラム「Summer English」、聖心グループ校との国際交流
在校家庭の声と気をつけたい“ギャップ”
実際に通うご家庭からは、次のような声が聞かれます。
- 安心感:「低学年では、歌やチャンツが重視され、英語に抵抗を持たずに楽しく学べた」
- 課題感:「5年生で文法が入ってきて、苦手意識が出始めた」
- 悩み:「高校でどこまで英語力が伸びるのかが見えにくく、進路を考える上で不安」
英語教育は充実しているものの、進学に直結する“到達度”については家庭で意識しておかないと差がつきやすいという声が少なくありません。
進路・進学状況と英語資格の位置づけ
小林聖心には豊富な推薦ルートがあります。
- 指定校推薦枠:上智大学、東京理科大、ICU、関関同立など
- 姉妹校推薦枠:聖心女子大学
- カトリック校特別推薦枠:上智大学・南山大学
- 高大連携協定校:聖心女子大学、上智大学、ICU、神戸薬科大学
大学や学部によっては 英語資格を入試要件に含むケース もあります。
例えば、2026年度 上智大学の「カトリック校特別推薦」では、「法学部国際関係法学科:英検準1級以上」といった基準が設けられています。
つまり「指定校推薦枠がある=安心」ではなく、資格の有無が合否を左右することもあるんです。
実際の事例(著者経験より)
私が英語塾スタッフとして勤務する中でも、小林聖心の生徒さんが複数在籍しました。特に印象的だったのが次のケースです。
- 英検準1級を取得 → 上智大学に合格
- 英検1級を取得 → 慶應義塾大学に合格
もちろん「英検=合格」ではありませんが、進学の際に資格が強力な後押しとなるのも事実です。
到達設計がカギ
小林聖心には豊富な推薦ルートがあります。
でも実際には、英検の有無が合否を左右する場面もあります。だからこそ「どの学年でどの級を目指すか」を逆算して考えておくことが大切です。
ゴールを見据え、学年ごとの到達設計を立てておくこと。それが親にとっても子どもにとっても、安心できる支えとなります。
学年別の英検ロードマップ
小林聖心女子学院小学校に通うご家庭の学習実態を参考に、ABCでは「小学生で英検2級合格」を一つの目安として提案しています。
小学生のうちに2級を取得できれば、中高では余裕を持って準1級や1級に挑戦できます。学校の定期テストも自然と対応できるため、特別な対策に追われません。宿題や部活動で多忙な中高生活の中で、他の子より科目を1つ減らせるという大きなアドバンテージにもなります。
- 小1–2年生:英語に親しむ+5級を目安に
- 小3–4年生:楽しみながら4級・3級を目標に
- 小5–6年生:準2級〜2級を“進学の安心ライン”として
この設計なら、中学入学時点で「英検2級〜準1級」を視野に入れられます。
まとめ
小林聖心女子学院小学校の英語教育は、1年生からスタートし、特例校指定による独自カリキュラムや少人数授業、そして国際交流など環境面はとても充実しています。
ただし、大学進学を見据えると、家庭での到達設計を早めに意識しておくことが重要です。
英語塾ABCでは、学年ごとの無理のない英検ロードマップを提案し、ご家庭が迷わず準備を進められるようサポートしています。
ABCの英検ロードマップ相談はこちら
英語塾 ABCの学習法で受験・英検・留学・仕事でも困らない一生モノの英語を身につけた子どもたちの記事を公開中です。
ぜひご覧ください。
小学生が英検2級・準1級に合格する!ABCの体験レッスンへ
